岩手生物工学研究センター

岩手生物工学研究センター

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岩手生物工学研究センターは、岩手県の試験研究機関のバイオテクノロジー応用研究を支援するため平成4年に設立されました。農林水産物の生産や健康の維持に貢献するためのバイオテクノロジーの基礎的な研究を行っています。当センターで開発した技術は、岩手県の農業研究センターや林業技術センター、水産技術センターなどに提供され、実用化されます。

科学的な取り組みについて

生工研パンフレット (PDF)

研究トピック


当センターでは、国内各地から集まった博士たちが、ゲノム育種研究部、園芸資源研究部、生物資源研究部に分かれ研究しています。大学、国や県の試験研究機関、企業との共同研究も積極的に行っています。

 ゲノム育種研究部では、水稲や雑穀などの遺伝子の情報を解析して、たくさん収穫できるものや、味のよいもの、病気に強いものなどの品種を改良する技術の開発しています。水稲の重要病害であるいもち病の最先端の基礎研究を行っています。
園芸資源研究部では、リンドウ、リンゴ、ブルーベリーなどの品種改良や安定生産につながる技術の開発を行っています。また、病気から農作物を守るため、病気の診断技術の開発や原因不明の病気の解明に取り組んでいます。
生物資源研究部では、農作物や水産物などに含まれる健康に有効な成分や、それを活用する方法を研究しています。また、シイタケやマツタケなどのキノコの増産技術や育種技術の開発を行っています。

 これまで研究成果として、水稲では、良食味、つまり「美味しさ」に関係する遺伝子を見つけました。この遺伝子を持った品種として、岩手県農業研究センターで「金色の風」がつくられました。また、耐塩性品種「Kaijin」を開発しました。
リンドウでは、八重咲きとなる遺伝子を見つけ、花が咲く前の苗の段階で八重咲きと一重咲きを識別する技術を開発しました。また、網羅的ウイルス検出技術を開発し、新種のウイルスを発見しています。

 健康にかかる分野では、県産農林水産物の人の健康に有効な成分の抽出物を収集・保存する農林水産物抽出物ライブラリーの構築を進めています。また、イサダというオキアミの一種に、肥満を抑制する成分があることや、マナマコに抗真菌成分があることを見つけました。キノコの研究では、日持ち性がよく、機能性成分が多いシイタケ品種を開発しました。

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